秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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食事速度とおふくろの味
ご飯を食べる時の速度を気にした事があるじゃろうか?

大体の人は、意識せず口に運び、咀嚼し、嚥下するな。この動作を意識して行う人は、あまり居ないじゃろう。

わしも当然、意識した事なんぞ無い。

そして意識していなという事は、それが『普通』という事じゃ。

しかし自分の『普通』と、周りから見る『普通』は、往々にして異なるものじゃ。

そしてわしの『普通』な食事速度は、周りの人より大分遅いという事じゃった。



職場で昼食などを食べる際、食堂へ行く事が多い。まあ、わしの場合は食堂が空いていれば大体そちらに行くんじゃがな。

その時、数人で一緒に行くことも多い。

社員食堂なので、メニューはそれほど多くない。日替わりなので毎日同じでは無かったりするが、1日にあるメニューの量は決まっている。

その為、毎回食べる物というのは大体決まってくる。

量もそれほど大きく変わる物は無い。

じゃから殆どの人は、大体同じくらいに食べ終わるのが普通じゃ。

しかしわしの場合、なぜか周りより圧倒的に遅い。

今日はその事が実によく分かった。

わしと一緒に食堂に入ったのは2人。その2人と一緒に食べていたんじゃが、2人がもう少しで食べ終わりそうになった頃、別の人が遅くやってきた。

同じ職場の人なので、横の席に座り食べ始めたんじゃが、わしと一緒に来ていた2人は当然先に食べ終わるので、先に食堂を後にした。

まあ、一緒に来た人が食べ終わって先に行ってしまうのはいつもの事なんじゃがな。待たせるのも悪いので、「先に行っていいですよー」と毎回言うし。

そして後から来た人と2人になり、残っている分を食べる。

そうして食べ終わった時、調度後から来た人も食べ終わった時じゃった。

随分と遅いな……

最初に書いたが、遅く食べようとしているつもりは、一切無い。飽く迄も普通に食べているだけ。

因みに今日に限っては、ここに来た人は全員同じ定食を頼んでいた。お陰で食べる速度の違いがはっきりと出るな。

しかし何故わしはこんなに遅いのか。

理由は簡単じゃった。咀嚼回数が他の人より多い。つまり、1度物を口に入れてから、次の物を入れるまでの時間が長いんじゃ。

その所為で、複数で食事に行くと、必ず最後になる。

しかし何故にこんな風になってしまっているのかと。

普通なら親に躾けられた、と思うじゃろう。だが違う。実際父親はかなり食べるのが早い。わしが半分くらい食べたころにはもう終わっている。

それは父親が無駄に早く食ってるだけだと思っていたが、実はわしが遅いだけじゃった。

ついでに、食べる速度に対して躾けられた記憶は無い。あるのは箸の使い方くらいじゃ。まあ、それも中途半端な感もあるしな。寄せ箸とか親が普通にやってる。わしはあまり好きではないが。

もしかしたら、というのが1つだけあった。

毎日食べているご飯の硬さじゃ。

今日社員食堂で出されたご飯は、かなり固めだったらしい。一緒に来た人たちが、硬い硬いと文句を言いながら食べていた。

じゃが、わしは全然感じなかった。むしろ、かえって違和感が無かったのに気が付いた。普段なら社員食堂のご飯は、柔らか過ぎて不味いからな。

家に帰り、自宅のご飯を食べている時に、ふと思い出して横にいた姉に尋ねてみる事にした。

「うん、硬いよ。5合炊いてるのに、下手すると4合分になりそうなくらいしか水入れてない」

と肯定の返事が来た。流石に4合までは行かんが、実際それより少し多い程度らしい。

そんなご飯を毎日食べて育った結果、飲み込みやすくするために自然と噛む回数が増えていった、という事なんじゃろうな……

姉も以前、5合の米に5合用の水のメモリに合わせて水を入れて炊いたりなどしたらしいが、柔らかくてしっくり行かなかったらしい。その為どんどん減らしていったそうじゃ。

多分母親がそう作っていたんじゃろうな。結局。
炊飯器のメモリなんて無かった頃の時代の人じゃし。それを母親も経験し、自分の感覚に合わせて作っているんじゃろう。そのまま姉に受け継がれただけ。

流石母と娘。

だからその辺の店でご飯食べると、柔らかく感じるんじゃな。

そういえばたまに「水入れ過ぎた」と、やたら柔らかいご飯を母親が出してくる。それを鑑みると、元より母親は、炊飯器のメモリを使っていないんじゃろう。


しかしな。では何故に父親だけ早いのか、という疑問に行きつく訳なんじゃが……まあ、育った環境が違うからかもしれんのう。

子供が食事関係で母親寄りになるのは仕方ない。なにせ作るのは母親じゃからな。

こういう物1つとっても異なるため、「おふくろの味」という言葉が出来たのかもしれんのう。

まあ、咀嚼回数が多いのは良い事じゃろうから、特に不満は無いんじゃが。

……もしかして、わしが太らんのって、根底にこういう事があるからなのかのう。
やはり日本人には、硬い食べ物の方が良いのじゃろう。
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