秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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謎の指示
元のラインに戻れたものの、来た時にはもうラインは全て止まっておってな。

こちらも生産終了しているらしい。

生産終了したという事は、やることと言うと掃除か棚卸じゃ。

工場なので、色々部品とかあるからな。どのくらい残ってるか、数えねばならん。

それは良いんじゃが、前班のリーダーから謎の指示が出ていた。

「棚卸が最優先で、再生品はそのあとに流して下さい」

だという。


まあ何も考えなければ、分かりましたとそのまま棚卸を始めるんじゃが……果たしてそのままで良いのかどうか。

再生品ってのは、一度不良で落ちた物を、再び投入して検査させ、再判定させる事じゃ。装置の不具合とかで、良品でも落ちることは多いんでな。

良品として流せると判定されたモノは、そのまま加工して出荷する事になる。

これを行うには、装置の設定を変更しなければならんので、装置が停止している時にしかできない作業なんじゃが。

さてここで考えてみる。

棚卸とは、装置に取り付けてある材料を全て取り外して数える作業じゃ。
そして再生品とは、ある意味製品を作る作業と言って良い。

言いたいことが分かったじゃろうか。つまり、『逆』じゃ。

棚卸を終えても、再投入品を流せば当然材料は減る。そうなれば数は合わなくなる。

そうしたら、管理課とかから合わないと文句が来るのは必至。いやまあ、普段から来るがな、絶対合う訳ないし。

そうなったらもう一度数え直しじゃ。文句言われんでも数え直す必要出てくるじゃろうしな。

完璧に二度手間。一体あのリーダー何考えているんじゃろうか。ってかまあ、普段から訳の分からん指示を出す人じゃからのう。

「指示出したのがこの人だから仕方ない」という感じになってる時もあるし。実際何かあったら指示出したリーダーの責任じゃから、わしらの知ったことではない。

仕方ないので、取り敢えず棚卸は終わった。簡易的な棚卸もあるが、今回は細かい所まで数えるらしいので、全員で一斉に数え方じゃ。

再生品を流すのは、深夜番(つまりわしらの後に来る班)が担当する、と言われていたので、それ以上面倒は無かった。じゃが、来た深夜番担当の人たちは、指示の意味が分からないという反応。それもそうじゃな。

今日は棚卸意外に、雑務をこなして終わりかのう。職場で使う棚作りをしておったな。

さてさて、明日行けば後は6連休。楽しみじゃのう。
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