秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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殺 × 愛 -きるらぶ-
。・゚・(ノд`)・゚・。

感動の最終巻。・゚・(ノд`)・゚・。

泣きそうになったのう・・・・良い話じゃった・・・・

で、説明に入るが。昨日、『殺 × 愛 7-きるらぶ SEVEN-』という小説を買ってきた。コレは8巻目で(0から始るので、7で8巻目)、最終巻。

今日はなにやら車の無料修理を行うというので、業者の方へ持っていったんじゃが、暇だったので読んでおったんじゃ。流石に1時間程度で全部は読めなかったが、どうしても続きが気になったので速攻で家に帰って読破。約400頁強の本で、所要時間約3時間じゃな。

内容的には、今まで散々悲劇の物語だったが、最後の最後でハッピーエンド。

いやぁ、良かった良かった。

少々余韻に浸っている為、長々と語る。以下よりネタバレ全開。興味がある人は読まんように。小説本編は是非読んで見てくれ。










そこは、世界の終わりが宣告されている。

主人公、椎堂密(シドウヒソカ、以下よりヒソカ)のいる日常は、滅びに進んでいる。

ヒソカが中学1年の頃に、世界滅亡(カーテンコール)が起こり、天使が現れた。
天使は人間や、人間が作った建造物のみを破壊して《回収》して行き、次々と世界を奪っていく。

それは、神が世界に降した死刑宣告、《神の計画(アポカリプス)》。

世界を救う唯一の方法は、オメガと呼ばれる、神に世界の終わりを見届ける義務を負わされた人間を殺すこと。

主人公ヒソカは、このオメガにされたのだ。

しかしオメガは不死身であり、いくら傷付けても死ぬことは無く、直ぐに再生してしまう。
オメガを殺せるのは、オメガと相思相愛になった人のみ。

本来なら、多少ひねくれていても心優しかったヒソカであったが、オメガにされたことで荒れてしまい、狂犬の様になってしまった。

そんな中、一人の女性が訪れる。

その人は、高い回復能力を持つ天使を屠る能力を持った女性であり、ARICEという組織に属しているという。その女性は、オメガを殺すためにやってきた。

最初は反抗的だったヒソカも、やがて打ち解け、相思相愛になる。

だが、その人はヒソカを殺せなかった。殺す手前で、「殺せない」と世界を救う道を放棄した。
その女性は姿を消した。ヒソカが高校を卒業する時にまた、同じ場所で殺してあげると言い残して。


ヒソカはその女性に殺して貰うために、高校を卒業することを決意する。

そのためには、自分が住んでいる町を破壊させないことが先決。

オメガの体を差し出せば、何故か天使はそのまま帰ってくれるので、ヒソカは自らの体を天使に差し出すことで追い返すという日々を送っていた。
不死身の体を持つ彼は、いくら体を失っても直ぐに再生するのだ。

すると、彼の元に再びARICEから来た天使を屠れる能力を持った少女、有栖川咲夜(アリスガワサクヤ、以下よりサクヤ)が現れる。

オメガを殺すためにやってきた彼女は、オメガに自分の武器である大剣を突き刺すが、殺せなかった。そこで彼女は相思相愛になれなければ殺せないことを知る。

ヒソカは、サクヤに「卒業の日になったら殺してあげるから、自分と相思相愛にならないか」と契約をもちかける。

ヒソカは、卒業式の日にあの女性に殺して貰うためにこの町を壊すわけにはいかない。その為。天使を屠れる能力を持つサクヤを利用して、町を守ろうという魂胆なのである。

あの女性に合うためなら手段を選ばないと誓ったヒソカは、どんな手も使ってこの町を永らえさせていたのだ。

サクヤはその契約を飲み、彼女は町を守ることを承諾する。

ヒソカと同じ学校に転校してきた彼女は、ヒソカに向けて「お前が好きだ!」と宣戦布告の様な告白をした。

ヒソカは相思相愛になるつもりなど無かったが、サクヤは一生懸命相思相愛になれるよう努力した。しかし、彼女は戦うことしか知らず、普通の女子高生がするようなことは一切知らない。

ヒソカは彼女に色々と教え、町を守りながら、普通の高校生として生活をする。

やがて月日が流れ、サクヤは少しずつ本来少女が持つ表情を取り戻していく。ヒソカはそんな彼女を見ていて、少しずつ惹かれる様になってしまっていた。

それではいけないと考えた彼は、サクヤの心を壊してしまおうとする。だが彼には出来なかった。
しかしサクヤは深い衝撃を受け、天使を屠る力を失ってしまう。

普通の人間になってしまったサクヤは、もう契約は続けられないから自分には構わないでくれとヒソカに言い放つが、ヒソカは心を傷つけてしまった償いをしようとサクヤを気に掛ける。

だが、契約を続けられない以上、自分には関わらないで欲しいとヒソカを突き放した。

そんな状態で、主人公を励ましたのが幼馴染の萌月来夏(ホウヅキライカ、以下よりライカ)であった。

彼女は以前からヒソカの事が好きであり、彼に告白をしたこともあった。
ライカは、夏休みは二人で田舎へ遊びに行こうと誘う。人工物が無い田舎なら、天使は来ないからだ。

ヒソカは結局その申し出を受け、ライカと二人で田舎へ遊びに行った。

ライカはそこで、自分はヒソカがどういう存在か全て知っていると打ち明ける。全てを知った上で、最後まで自分と一緒に居て欲しいと願った。それは滅びを受け入れる行為ではあるが、ライカはそれよりもヒソカと共に居たかったのだ。

ライカの言葉を受け、ヒソカはライカを受け入れた。だた、相思相愛にはなれずに。ヒソカは、ライカを心の底から好きになることは出来なかった。

しかし夏休みはとても楽しく、世界が終わるなんて嘘の様な日々ではあったが、田舎から自分達の町へ帰ってくると、そこにあったのは地獄だった。

ヒソカがいなくなった瞬間、大量の天使が現れたのだそうだ。

大勢の友人や町の人間が死に、殆ど町は機能しなくなっていた。やがて学校も閉鎖された。

それは、オメガと対極の存在アダムが関与していた。
アダムとは、世界の始まりの存在。オメガが世界の終わりを見届けた後、新たな世界を作るための存在だ。

アダムは天使の1種であり、天使を自分の意思で呼ぶことが出来る。

アダムは、そしてサクヤをさらって行った。

ヒソカはサクヤを助けに行くものの、不死身とはいえ生身の人間では天使に囲まれているサクヤを助けることは出来なかった。
すると、ボロボロになりながらも自分を助けようとしているヒソカを見て、サクヤは自力で天使を屠った。

実は、サクヤは天使を屠る能力を失ってはいなかったのだ。
ヒソカを好きになってしまっていたサクヤは、ヒソカと一緒に居るのが苦しくてそんな嘘をついていた。

再びサクヤはヒソカを拒む、ヒソカに剣を突きつけながら。いつもの彼女なら、死なないヒソカを迷わず貫いているが、好きになってしまったためか最後まで貫かずにその場を去っていった。

サクヤがつけた傷、本来ならば直ぐに癒える筈の傷だが、癒えることは無く、サクヤが去った後に、ヒソカは自分がサクヤの事が好きなのだと自覚する。

つまり。サクヤとヒソカは相思相愛になれていたのだ。

けれど、ヒソカはライカと共に滅びを受け入れる事を承諾してしまった。
ヒソカはヤクヤにこのことを教えず、ライカとの日常を歩んだ。

しかしその日常も、天使によって奪われた。

ライカが天使に殺されてしまったのだ。
いつ誰が死んでもおかしくない状況の中だというのに、ヒソカはライカを守れなかった事を悔やんだ。

それがきっかけとなり、ヒソカは全てにおいて無気力となり、ただただ滅びを受け入れることにしたのだった。

オメガとしての役割を果たすため、天使が現れたのならばそこへ行き、見届けるものとしてただ見ているためだけに。

サクヤは未だに町を守ろうとしていて、殆ど壊れてしまったヒソカを助けるために、閉鎖してしまった高校を再開させようとクラスメイトと偽りの学校を始める。

内容は自習の様なものだが、普通の様な日常を送ることで、クラスメイトたちも、その高校に通ってきた別の人たちも、生きる気力を持ち生活している。

だが、ヒソカの心は何も感じなかった。その高校へ行くことも無く、ただぼんやりと天使が回収して行く様を見ているだけ。

サクヤは毎日同じ時間にヒソカを学校に連れて行こうとするが、全て断っていた。

ふとヒソカが気づくと、自分の部屋に1枚の紙が置いてあった。

それはライカの遺書であり、自分が先に死んでしまうことを予想していた為に書いた物だったのだ。

そこには、自分が死んでもいつものままのヒソカで居て欲しいと書いてあり、ライカの想いが綴られていた。

それを読んでヒソカは、今まで何も感じなかった心に少し波がたったのだった。

ヒソカはそれを打ち消すために、今度こそ滅びを受け入れるためにサクヤを再び突き放そうとする。

しかし、サクヤはいつもの時間になっても現れようとしない。

ふと、天使がいると感じたヒソカは、急いでその場へ急ぐ。きっとそこにサクヤがいるのだと知りながら。

サクヤは、複数の天使に囲まれて、傷だらけになっていた。既に重症を負っており、戦える状況ではない。

するとサクヤは、自らのリミッターである鎖を断ち切った。その瞬間、サクヤは《悪魔》の様な様相へ変化し、瞬時に天使を消し去っていく。

だがサクヤは天使を全て倒しても戦いを止めず、全てを破壊するかのように荒れ狂った。

そんな姿を見て居れず、ヒソカはサクヤを止めに彼女を抱く。暴れるサクヤはヒソカに噛み付き、ヒソカは怪我負う。しかしヒソカはサクヤを抱きしめて離さなかった。

リミッターを外すと、間違いなく自我が失われている筈であったが、サクヤはヒソカのお蔭か、再び自我を取り戻す。

そこでサクヤは、自分がつけたヒソカの傷を見て、相思相愛であることを知る。

そのことを知られたヒソカは、自分を殺してくれと頼むが、サクヤは好きな人を殺すことなんて出来ないと、断った。

最終的には、卒業式の日まで二人は普通の恋愛をし、卒業式の日に殺すという事になった。

そんな中、アダムが現れ、ヒソカに「あの女性」が生きていると伝える。その女性の正体はアダムと対をなすイヴであり、アダムやオメガ同様不死身なのだと。
ヒソカはもうあの女性は死んでいると思っていたが、生きていると知って酷く驚いた。
だがもうヒソカの心に、あの相思相愛だった女性の影は無かった。


アダムの本意とは、世界を滅ぼすことではなく、意識を失っているイヴを目覚めさせることだと言う。その為に今まで行動していたのだと。

そしてアダムは、その卒業式の日こそ、天使が大量に現れる世界最後の日だと教えてくれた。

卒業式の日まで後1週間。僅かしか残されていない時間を、ヒソカとサクヤは精一杯の恋愛をすることにした。

残酷な運命を課せられている2人は、最後の1週間で一生分の恋愛をした。

特別な事は何もしていない。ただ、1週間を普通の日常の様に過ごすだけ。

そこでサクヤは、ヒソカに1つだけお願いをする。

天使が大量に現れれば、全てを倒すのは不可能。ならば、卒業式が行われている学校のみを守りきれれば、再び学校生活を送れると。

ヒソカは、その願いを受け入れた。それすら叶わないのであれば、自分を殺してくれと約束して。

卒業式の日、二人は式には出席しなかった。
卒業証書だけを先に受け取り、たった2人だけの卒業式を行った。
サクヤは、卒業式では好きな人の第二ボタンを貰うのが風習だと聞いたから、ヒソカのボタンが欲しいと頼む。

ヒソカはそのボタンをサクヤに渡した。そのボタンは、今までサクヤと生活して、相思相愛でなかった頃に散々サクヤが心臓を大剣で貫いてきた為に、傷だらけになっていた。
サクヤはそれを、一生大切にすると言って受け取った。

時間は迫り、天使が現れようとする。2人は一類の希望を託して、天使を迎え撃つ。

サクヤはリミッターを外し、もし自我を失いかけたら引き戻してくれとヒソカへ頼み、空を駆けていく。

天使は数え切れないほど無数に出現した。サクヤは学校を回収しようと下りてくる天使のみを倒していったが、たった1人の少女が倒せる量ではなく、サクヤはやがて力尽きて落ちてきた。

ヒソカはサクヤを受け止め、そして自分を殺してくれと頼む。

サクヤはヒソカを殺したくなど無かった。だが、ヒソカの想いを受け止める。

大剣を握り締めながら、ヒソカへ抱きつくサクヤ。そして、背中からヒソカを貫いた。
そのまま自らも一緒に貫かれて死のうとするサクヤであったが、ヒソカにはサクヤの行動は読めており、殺してなるものかと最後の力を振り絞って愛する人を突き飛ばす。

そのままヒソカはサクヤへ「今までのは全て嘘で、好きな訳じゃなかった。ただ利用していただけなんだ」と、恋人に未練を残させない為に嘘とついた。

「だから僕のことなんて、忘れてくれ」そう言おうとした瞬間、キスで唇を塞がれ、「お前の気持ちなら理解してるんだから」と、サクヤは微笑んだ。

そのままヒソカの胸、大剣の切っ先が伸びているその胸に向ってしな垂れかかっていく。

2人は串刺しのまま抱き合い、生まれ変われるなら、また必ず恋をしようと誓って。

オメガが相思相愛の人に殺されたことによって、こうして世界の滅亡は回避され、世界は救われたのだった。


ふと気が付くと、ヒソカの目の前には死んだはずのライカが立っていた。少し幼いような見た目ではあるが、間違くライカだ。

そこでヒソカは思い出す、これは世界滅亡(カーテンコール)が起こる直前の出来事なのだと。

オメガが死んだ瞬間、世界滅亡(カーテンコール)が起こる前まで時間が戻ったのだ。
唯一残っているのは、ヒソカの記憶だけ。

サクヤへの想いを胸に残したまま、全てが元に戻されたのだ。

ヒソカは運命に絶望したが、ふと考え直してみた。自分は生きているんだ、これはむしろ幸運なのだと。

それからヒソカは、愛しい人へ合うために様々な手段を用いて探した。どこに居たのかというヒントは既に知っているので、後は会えれば良いと。
昔と違い、卑劣な手段は使わないと決めた為に随分と遠回りになるが、それでもサクヤに会いたかった。

そんな中アダムと、そして目覚めることが出来たイヴと出合った。きっとこれは、ヒソカが頑張ったから神様がくれたご褒美なのかもしれないと言うイヴ。世界最初の人類となる筈だった二人は、ヒソカを応援していると言い残し、光となって去って行った。

3年の年月が過ぎ、ヒソカは高校生となった。
サクヤと守ろうとした、あの高校。

すると、その入学式の時に、転入生が現れる。ヒソカの努力が実って、サクヤが同じ高校へ入ることが出来たのだ。

サクヤは、ヒソカの姿を見つけると、何かを勢い良く投げつけた。

何とかそれを掴み取るヒソカ。なんとそれは、あの卒業式の日にサクヤへ渡した傷ついた第二ボタンだったのだ。

ヒソカが持つ記憶以外に、あの未来からボタンやサクヤの記憶も受け継がれていた。

2人は、運命に打ち勝ったのだ。

そしてサクヤはヒソカに向って指を差し、「お前が、好きだ!」と、前に相思相愛となると契約した時に宣言した言葉と同じ事を叫ぶ。

その時のヒソカは何も言わなかったが、しかし今のヒソカは違う。

「僕も、サクヤが好きだよ」と、言い返した。

生まれ変わりはしなかったが、再び2人は恋をすることが出来たのだ。


終わり。


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