秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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素顔の仮面 第3話『光の柱』 25
今日は小説更新じゃ。

特に何をしてたわけでもないからな。

まあ、AVAやったり、適当にゲームやったりで1日を過ごしていた。

本当は出かける積もりじゃったが、外は大雨で寒かったしのう。まあ、雪ではなく雨な時点で気温は上がってきてるんじゃが。

とはいえ、出たくは無いな。どうせ明日も休みじゃし、出かけるのは次にしよう。

それはさておき前口上。
前回と今回の間に空白は無いので、そのまま繋がっていると思ってくれ。
それ以前、プロローグから第2話の『素顔の仮面』は『その他作品へのリンク』の先にある『素顔の仮面』を参照。


















「……そっか、お前は戦争を見たこと無いんだよな。そりゃ分からないのも当然か」
「ん?」
 軍曹の言った事がよく分からず、剣をおろして顔を見上げるゲイン。
 その目に映ったのは、寂しそうに遠くを見つめた表情であった。
「皆そうだったんだよな。きっと手柄を立てるって言って……結局戻ってこなかった」
「死んだって事か?」
「そうだよ。誰も死にたくなんか無い、でも生き残るには相手を殺すしかないから、自分も殺されるかもしれない。俺は怖くて仕方ないよ、戦争なんて行きたくない」
 その憂いを帯びた表情を見ても、ゲインは何も思わなかった。ただ、何か辛いことがあったのだろうという事は分かる。
「でも、戦争って人が一杯死ぬんだろ? そんなの当たり前なんじゃないのか?」
 確かに自分が死んでしまうかもしれない、という気分になれば怖いと思う。だがそれが当たり前だと、ゲインが読んでいた本には書いてあった。
 難しい本ではなく、戦争の暗い部分をあまり描写していない本ばかりを読んでいた事もあり、ゲインから見た戦争というものは今一怖いという感覚が沸いてこない。
「ああ、当たり前だ。当たり前すぎて、いつか感覚が麻痺しちまう人も居るくらいな。だけど……そうなっちまったら終わりなんじゃないか、って俺は思う。そうなったら、どうあっても普通には生きていけなくなる」
「んー、意味がわかんねーや」
 そもそも戦争という実態を知らないゲインと、戦争の悲惨さを味わっている軍曹では、絶対的に感覚がズレている。だから戦争で多くの人が死ぬということに、まだ悲しいや怖いという気持ちが沸かない。
 本を読んでいて、名前も知らないキャラクターが大勢死んだとしても、多くの人はなんとも思わないだろう。ゲインの頭の中では、未だ現実もそこに存在している。
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