二人曰く、花見は毎年恒例だとのこと。この3人で遊ぶことになったのが比較的最近の事なので、わしが参加するのは2回目じゃったかな。
一応どちらとも小学校から面識はあったものの、色々あって疎遠になっておったからな。
学年もわしの方が1つ下じゃしのう。
それはさておき、今回もわしの車へ乗って移動。
花見と言っても、宴会するわけではないんじゃがな。
・・・まったく、お主の家の前集合なんじゃから、寧ろ一番最初にいるとか出来んのか・・・・
取りあえずゲッティーを回収し、車へ乗り込む。武琉氏が今自動車学校で免許を取得中なので、わしが足になるのはコレが最後かもしれんな。
わしが運転して、武琉氏がナビゲートして、ゲッティーが眺めている。というのがいつもの感じじゃ。
ゲッティーが何もしていない様な気もするが、あやつはあやつで会話係の様な感じか。
まあ、上記の様な組み合わせは、結構好きだったんじゃがな。
さて、曲がりくねった山道を車で移動。道幅も狭いので、初心者には辛かろう道。
武琉氏に、此処を運転できるかと訊いて見たら、今はまだ無理と答えられた。
当たり前か。わしも免許取得直ぐに、此処を運転しろと言われても無理としか言えん。
花見会場に到着。去年はわしらの時間がなかなか合わず、まだ咲いていない蔭で何も無かったが、今は出店も少しあるほど花見客で賑わっておる。
桜は満開じゃ。


腹も減ったので1本100円の焼き鳥を6本買って、一人2本ずつ食べる。
ついでに足りなかったので、たこ焼きも買ってその場で少し過ごす。
アイスも食べていた武琉氏が、そこで体調を降してしまった。
それに、もうやることも無いので一旦戻ることに。
車に乗ってわしの家へ。
しかし戻る途中でトラブル発生。
西道路という少々大きい道路を走っている時の事、あやうく事故を起こしそうになった。
4車線の大きい道路なので、どの車も60キロ以上出している。もちろんわしも60キロ以上のスピードを出して左車線を走っていたんじゃよ。
そこで、前の車が左に曲がったので、わしは少し右に避けてそのまま抜き去ろうとした。するとあろう事か前の車の運転手は、曲がる場所でも間違ったかバックしてきおった。
「くっ!!」
っと、慌ててハンドルを右に切り回避。スピードが出ている上に、かなり無理な回避行動をしたため車体がかなり揺れる。そのままでは転倒する恐れがあるほど傾きそうになるが、それを避けるため数回蛇行をして立て直す。
「阿呆かあの戯けが!何を考えておるんじゃ!」
と、今度ばかりは本気で悪態をついた。しかもその車は何事も無かったかのようにわしらの後ろを走っておるし。
向こう側は、おそらく自分が悪いことをしたとさえ、分かっているかどうかも怪しいな。
こんな大きい道路でバックする馬鹿がどこにおるか。全く、こういう自分の事しか考えんような愚か者がおるから交通事故が起こるんじゃ。
比較的道路が空いていて助かった。もし隣の右車線に車でもいたら、間違いなく被害が出ていたな。
この出来事の際、1つ思ったことがあった。人間、突発的な窮地に立たされると頭の中は変に冷静になる。怒りが来るのはその後だと。
なにはともあれ助かった。
山で気分を悪くしていた武琉氏は、今の衝撃でトドメを刺されたらしく、半死半生状態。
胃薬を飲みむ為家に戻るというので、一度解散。現在地は武琉氏たちの家から近いので、送り届ける。
再びわしの家に集ってから、小学校の近くの神社でお祭りをしているそうなので自転車で向う。
自転車に乗るのも久しぶりじゃのう。月単位で久しぶりじゃな。
ここのお祭りに来るのは何年ぶりか。昔はこれでも大きく見えたが、今では小さいな。
その神社に、何故か救急車が止まっておる。ついでに人だかりも出来ておる。
何事かと除いて見ると、出店を出していたおばさんが何かの原因で倒れたらしい。気の毒に。
そのまま担架で運ばれていった。
それを遠めに眺めていたわしらは、神社の直ぐ近くにある小学校へ向った。
この前選挙投票の時に少しだけ訪れたが、やはり懐かしい。
童心に帰ったつもりで、わしらは校庭に配置されている遊具を使って遊んだ。
登り棒などに登って、ぶら下がってみたり。昔は裸足でなければ登れなかったが、今では殆ど腕の力だけでもある程度登れる。
武琉氏はまだ具合が優れないため、見ているだけじゃったが、わしとゲッティーは二人して同じ様に身体を動かしていた。
反対方向にある大き目の登り棒に登ってみたり、ゲッティーとかけっこ競争をしてみたり(わしが勝った。しかし、服が風に靡いて走りづらかった・・・)。
今日のMVPはゲッティーに決定。その逸話を紹介しよう。
ゲッティーが、「此処から跳んでみせる」と2階建て建造物程度の高さの登り棒の上から豪語した後、結局やらなかった。
しばらくした後、「さっきゲッティーが出来なかった事、やってみるか」とわしが同じ所に登った。
ゲッティーはその登り棒向かい側にあるジャングルジムで、何故か人間ハンモック?をしている。
ゲッティーが降りた所でわしはゲッティーを呼ぶと、反応と同時に振り選った。すると。
ゴンッ!
ジャングルジムにいたことが禍して、ゲッティーは頭をぶつけた。
一瞬の間が過ぎ、わしと武琉氏は爆笑。
やるときはやる男、それがゲッティー。
ああ因みに、一応その高さからわしは跳んだ。結構足に響いたな。
その他の逸話
鉄棒から飛行機飛びなる技を試して見て、失敗したらしく変に跳んで地面を転がっていった。
体中砂だらけになっておったな。
帰り際武琉氏が、ここブロックばっかでマリオみたいだよね。と発言して、ゲッティーが真似事をする。
調子に乗ってわしと武琉氏は「猛烈ダッシュしゃがみジャンプ~」とトンガリキッズの歌を歌ってみる。
するとゲッティーはやって見せた。当然失敗し、転倒。さすがゲッティー。わしには真似できん・・・
さてさて、馬鹿をやって疲れたので、わしの家に行ってPCを使い各々欲しいデータを落とすことになった。
そこで、わしのTOEO友人。自称女性の友人がメッセにいたので少し会話してみる。
わしの周りにリアル友人が2人いると会話した後、その友人に代わると自称女性の友人に言い、わしはゲッティーと武琉氏にPCを預けた。
・・・・もうそこからは文面では言い尽くせないほど、武琉氏が暴走し始めた。
あの人は、よくもあそこまでスラスラ得体の知れない単語を組み合わせた謎の会話を繰り広げられるのか・・・・
その自称女性の相手も、よくあのノリに付いていったもんじゃ・・・・
このチャットの会話があまりも面白く、わしは横で抱腹絶倒して悶絶しておったな。腹痛かった・・・
因みに、PCを預けたと言っても、タイピング慣れしているのはわししかいない。最初は武琉氏が言ったことをゲッティーが代筆していたが、やはりわしの様に鳴れていない為、交替して次はわしが代筆。
「よくそんなに早く打てるね」と言われたが、わしは毎日使ってるから慣れているだけじゃな。タイピング速度は普通じゃろう。
武琉氏とゲッティーは代わりに携帯を打つのが早い。わしは携帯をあまり使わないので遅いからな。
一通り会話をした後、それを切り上げて武琉氏とゲッティーはデータを落として行った。
後はそれだけじゃな。
出来る限りCD-Rにデータを移して行った二人は、家路に付いた。
で、わしは前日深夜番として帰って来た後の調整に失敗し、寝不足な為二人が帰ったあと早々にダウン。
そのまま寝てしまった。
お蔭で、日曜日までに書き終えるといったFateアンソロジー小説は全然進んでおらん。
・・・いつ終わるかのう・・・。・゚・(ノд`)・゚・。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)