こういう時の為に、書いても更新させずに取ってたりする。まあ、1~2回分程度しかストック無いが。
にしてもなー。あと見開き10ページ分で、大体第4話が終わるくらいの量なんじゃよ。
……果たして収まりきれるのか、疑問になってきた。書きたい部分まだ終わってないんじゃが。
少し前に、もしかしたら量が足りなくなるかもしれない。とかほざいてた気がするんじゃがのう……どうしてこうなった。
相変わらず容量ギリギリになって収める感じになりそうじゃのう。
取り敢えず前口上。
前回と今回の間に空白は無いので、そのまま繋がっていると思ってくれ。
それ以前、プロローグから第2話の『素顔の仮面』は『その他作品へのリンク』の先にある『素顔の仮面』を参照。
「……」
師匠の視線が気になったのか、ファルクが顔を上げる。その表情は相変わらずだが、ほんの少し後ずさった。
「あー……じーちゃんまずったかもしれないよーそれ」
「ん? ふむ……」
ファルクの様子を見たティンリーは、苦虫を噛み潰したような表情を師匠へと向ける。
一瞬疑問符を浮かべた師匠は、顎に手を添えながら唸る様な声を出した後、ファルクに目を向ける。
「何か掴んでいることでもあるのか?」
「掴んでるって訳でもないよ、まだ飽く迄も憶測。7割くらいは当たってると思うんだけど、今のところ確証は無いんだよね~。それをこれから調べていこうと思ってるんだけど、どうしても危険になるから限度がね」
「限度なんて言葉が、お前から出るとは思わなかったな。だがこれだけの人数が居るからな、流石に自粛してくれるか」
ここにいるのは皆命知らずな研究者達だ。調査する相手が第一級危険分子だということを踏まえても、なおここに集まっている人物ばかりである。
それでも下手をすれば簡単に命を落とすような研究だけに、慎重に扱うべきということなのだろう。少なくとも周りに居た研究者たちはそう解釈した。
「研究者の人たちは本意だろうしまあ良いとしても、機材から何から全部消し飛んじゃったら後々面倒だからねぇ。他の2人は気づいてなかったみたいだけど、此処に来る途中でも三回くらいは馬車ふっ飛ばしかけたし」
「ハッハッハッハッハッ! そんな理由だと思っていた」
そんな周囲の考えを、あっさりと否定したティンリー。
長い付き合いのある師匠は、その相変わらずさに笑い声を上げた。その笑い声に釣られ、周りの数人も薄く笑い声を漏らしている。
「ほら、ファルちゃん。皆怖くないでしょ、挨拶して。よろしくお願いします~って」
「うん……」
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