秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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素顔の仮面 第3話『光の柱』 16
昨日言っていた通り、小説更新。

にしても、何か異様に気が散って全然進まなかったんじゃよな。1日かけて漸く1日更新分進んだとか、かなり難航したぞ。

書き出し書くのに1時間掛かったしな。

まだ3話の半分じゃぞここ……先は長いなー。3話の半分ってことは、4話も大体半分って事じゃし。予定だと6話+エピローグなので、まだまだ遠いのう。


さてまあ……取り敢えず、ゲインクソガキ回じゃ。正直こいつ殴りたいってレベル。ちなみに此処で場面終わりじゃー。

ということで、恒例前口上。
前回と今回の間に空白は無いので、そのまま繋がっていると思ってくれ。
それ以前、プロローグから第2話の『素顔の仮面』は『その他作品へのリンク』の先にある『素顔の仮面』を参照。


















「確かに行くのは隣町だが、残念ながらお前を連れて行くほどの余裕は無いんだ。それに父さん達が居ない間、畑の面倒をする人が居なくなる」
「えー、オレだけつまんねーじゃん。留守番してたって何にも面白いことねーし」
「ゲイン、父さん達は遊びに行くわけじゃないんだ。父さんだって、行きたくて行く訳じゃない」
 そして大きくため息を吐く。言っている通り、父親も気が乗らないのは間違いないのだろう。しかしそれでも、隣の町へ出かけるという事が、ゲインにとって魅力的過ぎる。
「……分かった、せめてお前が好きそうな物でも探して、お土産に買ってくる。今回はそれで我慢してくれ」
「どっかに行くときは直ぐにそれじゃんか。オレも隣町とか行ってみたい」
 話に聞くだけなのはもうウンザリだった。実物をこの目で見たい。
「隣町には軍の支部って所があるんだろ? 少しでいいから見てみたいんだよ」
「駄目だ、軍なんてところは危険すぎる。お前みたいなのが気軽に行って良い場所じゃないんだ」
 軍の話題を出すと、父親も母親も急に口調が荒くなる。ゲインがいつか軍隊に入りたい、などと口にしたときは、烈火の如く怒り出した事もあった。
「何でいっつも軍の話すると怒るんだよ! 見るくらい良いじゃんか」
「それだけ危険だからだ。あそこは人殺しをする場所だ、見に行くような所でもない」
 この答えもいつもの事だった。必ず、「危険だ」とか「面白いような所じゃない」だのと言うだけだ。どうして此処まで軍に対してだと怒り始めるのか、ゲインには理解できなかった。
「分かったよ、いいよもう」
 父親の態度に腹を立てたゲインは、半ばやけになって止めていた食事の手を動かし始めた。
 もう父親には頼まない。明日から一週間居ないというなら、計画を実行するならば丁度良いチャンスだ。絶対に軍へ行ってやる。
 父親達が行くと言う隣町とは逆方向に行けば、大きな軍支部があると聞く。
 まずは使えるものを集めよう。猶予は1週間もあるのだ、準備するには十分だ。
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