秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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素顔の仮面 第3話『光の柱』 12
今日は小説更新。

なんじゃが、ちと重要なことに気付いた。

一部のキャラの名前が無いと、これ以上先に進めないことに気付いた。

この話はなるべくわしが名前をつけないようにしているので、またやる夫辺りに名前を考えてもらうしかないな。

絵はなくとも、名前はさえあれば進めるしな、今回は。

取り合えず、前口上行くか。

前回と今回の間に空白は無いので、そのまま繋がっていると思ってくれ。
それ以前、プロローグから第2話の『素顔の仮面』は『その他作品へのリンク』の先にある『素顔の仮面』を参照。
















「……話を進めるぞ。田舎の少年だという話だが、読み書きはできるのか?」
「へ? 一応できるけど」
 ゲインの両親は元々都会から出てきたらしいので、その両親から幼い頃に最低限の読み書きと簡単な計算だけは習っていたのだ。
 田舎暮らしのゲインにとって、文字という物は使うことが殆ど無かった知識だった。当時はなぜこんなものを覚えなければならないのかと、嫌々ながら覚えたのだが。
「なら、この書類を見ろ」
 女性は手に持ってきた書類の中から、両面にびっしりと文字が書かれた1枚の紙を抜き出してゲインへ差し出す。
「なんだこれ?」
「軍規約だ」
「ぐん……きやく?」
「お前が軍人として働く時、守らなければならない規律。つまりルールだ」
 内容がよく分かっていないゲインに、スティファはやや厳しい口調で簡単に説明する。
 ここに記されている事柄は、軍人として必要不可欠な内容だ。とはいえ、要約すると「上官の命令は絶対」や「その身を国に捧げよ」などという事が殆どなので、実際書き方が格式ばって小難しいだけでそれほど理解しづらい事は書いていない。
 理解しづらい事は書いていないが、難しい書き方をされているのには変わらない。ゲインにとっては、文字を読めたとしても知らない単語や言い回しのオンパレードなのである。頭にいくつもの疑問符を浮かべながら眺めてみるものの、一切理解していない。
「……そうだったな。軍学校出身でもない相手に、これを理解しろという方が無理か」
 ゲインに渡した軍規約を取り上げると、別の用紙とペンを取り出して渡す。
「今度は何だ?」
「入隊するには、色々と書かなければならない書類が多いのだ。そこに名前を記入しろ。その横は捺印が欲しいが、どうせ印を押すものは無いのだろう、拇印で良い」
 朱肉も取り出して、ゲインの前に並べる。しかし、ゲインの頭にはまたもや疑問符が浮かんでいた。この赤い物は何? という顔だ。取り敢えず触ってみたが指が赤く汚れ、何か拭くものは無いかと視線がさ迷っている。
 スティファはそれを見て、またもやため息を一つ吐いた後、ポケットからハンカチを取り出してゲインへ差し出した。
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