秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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素顔の仮面 第3話『光の柱』 9
明日から仕事が再開するらしい。

まあさすがに日勤らしいがな。当面は主に片付けと復旧をやることになるんじゃろうな。

放射能だ、なるべく家から出るな。そう言われてもわしらが生きていくには仕事をしなければならん。外に出ないわけにも行かない。

今日はスーパーが開くというので行って来たんじゃが、乳製品は売ってなかったし、結構空の棚も多い。それでも入店規制がかかっていて、外で待たねばならんのじゃ。

さっさと直せ、東電。お前らの責任だ。


さてさて、前口上行くか。クズをクズ扱いしたって何の気も晴れん。
前回と今回の間に空白は無いので、そのまま繋がっていると思ってくれ。
それ以前、プロローグから第2話の『素顔の仮面』は『その他作品へのリンク』の先にある『素顔の仮面』を参照。



















「……苦労したからって、部下4人と任務に無関係な軍人1人を犠牲にした。最低でも降格くらいは覚悟してる積もりだ」
「いえ、仕方の無い事だと思います。報告書にあった通りならば、一切気を抜かずに例の少女を、此処まで護送するのはとても無理です。むしろ、民間人への被害を出さなかった上に、少女を生きたまま連れ帰った事を賞賛されるべきです」
 絶えずファルクの力という危険に身を晒し、たった1人で護送をしようとしていたのだ。死んだ部下は、殆どが自らの不注意が原因でもあるし、立ち寄った支部でコルセスからファルクを離した原因を作ったのは、無理にコルセスへ仕事を押し付けた支部側にもあるのだ。事情を説明しようにも極秘扱いの任務となっているので、余程の事がない限りコルセスも説明することが出来なかったのだ。
 触れた相手を問答無用で抹殺するファルクを連れながら、民間への被害を1件も起こさなかったということは、それだけ常にファルクを見張りながら連れてきたという事だ。
 確かにコルセスも処罰が下されるだろう。しかし、コルセスただ1人に全責任を押し付けるのは、あまりに酷と言うものだった。
「賞賛されるようなもんなんかねぇよ……ん? つーかちょっと待て、これは一応極秘だった筈だ。お前が何で報告書を読める」
「貴方が部下を1人帰したからです。最悪の場合を想定して、第一級危険分子を抹殺する為に、私が小隊を引き連れて出発する寸前でした。そのため必要書類には目を通してあります。幸い一歩手前で、ティンリー・アンス博士の報告書が届いたので、待機という形になりましたが」
 つまりはコルセスの任務が失敗と仮定し、スティファが後始末をする所だったのだ。少しでもティンリーの送った報告書が遅れていれば、道中でスティファはコルセスと合流していた事だろう。
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