秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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素顔の仮面 第3話『光の柱』 8
かなり遅くなったが、小説更新。

今まで色々あったからのう。此処半月くらいは忙しくて書いてる余裕なんぞ一切無かったしな。

まあ相変わらず一ヶ月くらい放置してた感じじゃが、中々書き進めなくてのう。

取り合えず暫くは暇なので、書けるだけ書いていこうと思う。


さてさて、んではいつもの前口上行くか。

前回と今回の間に空白があるので、場面が切り替わったと思ってくれ。
それ以前であるプロローグから第2話の『素顔の仮面』は、『その他作品へのリンク』の先にある『素顔の仮面』を参照。





















 大将への報告を終え謹慎を言い渡されたコルセスは、きっちりと着直していた軍服を緩め、ラフな格好にしながら兵舎に向かって歩いていた。
 足取りは軽いとは言えず、身体を引きずるように重々しく廊下を進む。気怠げに懐からサングラスと煙草を取り出し、煙草を咥えながらサングラスを付けた。
「ここは禁煙です、大佐」
 すると横から手が伸び、咥えていた煙草を取り上げられた。
 聞きなれたその声で、伸びた手の持ち主を察したコルセスは、一つため息を吐いてげんなりとした顔をしながら振り向く。
「……なんだよスティファ、居たのか」
「私は注意をしただけです。それでなんだとは、失礼ではありませんか?」
 スティファと呼ばれた人物は、コルセスから奪った煙草をそのまま握り締め、呆れた様に声を出した。
 やや吊り上がった大きな瞳と、冷たい印象を受ける厳しい表情。腰まで届くと思われる金色の長い髪を、一まとめの三つ編みにして左肩から前に垂らし、皺も無く綺麗な軍服をきっちりと着崩さずに身に纏っている。身長は170センチと、女性にしては高身長だ。
 この女性が、先ほど大将との会話で出てきた人物『エルスティファ・R(ラルド)・シルフォルニー少佐』である。少佐にしては若く、まだ20代半ばだ。
 容姿は間違いなく美人の部類に入るだろう。しかしその整った顔立ちが、冷たい印象を受ける表情をより強くしている。
「うるせぇよ。返せ」
 コルセスは取られた煙草を奪い返そうと手を伸ばしてみるものの、途中でぐちゃぐちゃに丸められた煙草を放り投げられた。
「ちっ……お前も嫌味を言いに来たのか?」
 何とか空中で受け取った煙草を手の中で戻そうと伸ばすものの、逆にボロボロと崩れてしまう。それを見て軽くため息を吐く。
「私はただ……貴方の様子を見に来ただけです。貴方に関する報告書を私も読みましたが、随分と苦労なされた様ですね」
 顔の表情は厳しいままであったが、声色は嫌味や糾弾をしている訳では無さそうだ。
 スティファは非常に真面目で実直な人物である。遠まわしな非難などはしない性格なので、思ったことをそのまま発言しているのは間違いないだろう。
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