秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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素顔の仮面 第3話『光の柱』 7
小説更新ー。

本当は試験始まる前にここまで載せたかったんじゃがな。先延ばしにした結果がコレじゃ。

さてさて、やっと名前が出て来たな。新キャラ。

以前やる夫とかに頼んだキャラじゃ。原作者であるじゃみらに描かせたら、想像とは全然違うキャラが出来上がってきてこれどうするよ? な感じになったキャラでもあるな。

紆余曲折はあったが、まあ今ではちゃんとイラストもやる夫に描いてもらい、キャラクターは成立した。

今回は名前だけでまだ出てこないがなー。

さて、前口上行くか。
前回と今回の間に空白は無いので、そのまま繋がっていると思ってくれ。
それ以前、プロローグから第2話の『素顔の仮面』は『その他作品へのリンク』の先にある『素顔の仮面』を参照。



















「国境での小競り合いが今でも続き、事態は改善せず……? どういうことですか」
 そこに記されていたのは、南の隣国との国境にある町で小競り合いが続き、こちらの国に被害が及んでいるという事であった。
 使者を送り状況を確認したものの解決策が見出せず、話し合いも決裂。このまま話が和解へ進まなければ、休戦を無視して戦争に発展する場合も考えられる。
「不可侵と言いつつも、こうやって国境では手を出し合っていた様だ。いつかは起こりうる結末だったとしか言えないな」
 国境近くには一本の大きな川が流れている。しかし、その川はこちらの国が所有する領土となっているのだ。以前の戦争も、この川が問題となって起こっている。この川を挟むようにいくつもの町や村が存在しており、こちら側から見れば非常に豊かであるが、あちら側から見ればかなりの不満要素となっている。
 互いに不可侵ということは、飽く迄も現状維持ということだ。いつかは同じ結末を迎えるのは必至だったと言えよう。
「……たった一本の川を巡って、またあんな戦争を繰り返すのですか。何か妥協策は無いのでしょうか」
「それは君が考えることではない。私たちは、ただの武器だよ。その使われ方はどうあれ、主たる国の為に振るわれるしかない。そのくらい、君なら分かっている筈だろう?」
 この大将も、コルセスも、幾度と戦争を経験している。そこには理不尽な命令をも遂行する忠誠心と、敵を倒すことと自らが生き残ること以外、他に考える必要が無い。
 それを理解していなければ、到底部隊を指揮することなど出来ない。そもそも否応無しに理解させられるのが戦争だ。コルセスも、そんなことは痛いほど承知している。
「……申し訳ありませんでした」
 コルセスは素直に頭を下げるしかなかった。
「このゲインという少年は、シンフォルニー少佐の下に付ける。君はさっさと宿舎にでも引っ込みたまえ」
「シンフォルニー……スティファにですか」
「不服かね?」
「いえ……彼女なら大丈夫でしょう。失礼致しました」
 最後に頭を下げ、コルセスは部屋を後にした。大将はコルセスが去った後、もう一度ゲインという少年の事が書かれた生類に目を通す。
「軍に入るために家を棄てた、か……立場は随分違うが、以前どこかで聞いたような話だな」
 などとひとりごちた後、その報告書を机に放り出し、鼻を鳴らすのであった。
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