秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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素顔の仮面 第3話『光の柱』 6
大分時間が空いたが、一応小説更新。

以前も言ったが、この更新を最後に暫くこのブログはほぼ休止状態に入る。

まあ試験前に旅行だのなんだのあるので、そのことについて何か書くかもしれん。そのときはその記事だけは書くとは思うがのう。

取り敢えず、今日をもって暫く更新は止まる。

後は勉強しておるよ。PCはちょくちょく立ち上げるかもしれんがのう。

さて、前口上行くか。
前回と今回の間に空白は無いので、そのまま繋がっていると思ってくれ。
それ以前、プロローグから第2話の『素顔の仮面』は『その他作品へのリンク』の先にある『素顔の仮面』を参照。




















 もう一度コルセスは頭を下げてから、部屋を出ようとして後ろを向いた。と、そこで足を止め、もう一度大将の方を振り向く。
「すみませんが……1つだけお願いがあります」
「なんだね」
「ティンリー・アンス博士からも要請が出るかと思われますが、1人軍に迎え入れたい少年が居ます。素質があるとは残念ながら言えませんし、頭も良いとは言えませんが……件の少女、ファルクに触れても能力が発動しなかった少年です」
 コルセスが此処まで言うと、大将は別な書類を取り出して数枚紙をめくる。
「博士から届けられた報告書にあった、ゲイン・カシュールという少年かね。客人扱いでサンプルにするのではなく、軍人として迎え入れろという訳か」
 ゲインに関する記述が載っている用紙を眺めながら、「ふむ」と小さく唸る大将。この書類はティンリーが合流した際に彼女が書いていた物なので、ゲインに関する内容はかなり少ないはずだ。
「家出をした田舎の少年かね……こんな子供を入隊させて何の得になる。使えて雑用か、戦い出したとしても初陣で犬死が関の山だ。力が発動しなかったという特異点ならば、博士も該当するのだろう」
「確かにそれはありますが……」
ゲインを軍へ引き入れる、という事にコルセス自身あまりメリットを感じていない。拒否されれば、当然強く言える事が出来ないのだった。
「……だがまあ、南の隣国との戦争が近い中だ。少しであれ兵の人数は欲しい」
 この際ティンリーだけにゲインの引き入れを任せようかと思っていた中、大将から発せられた言葉に耳を疑った。それはゲインを引き入れようという発言をしたから……ではない。
「戦争……? 南の隣国とは、休戦協定が結ばれている筈です。何故今になって」
 南の隣国との戦争。それは今から7年も前に行われた戦争である。
 1年もの間続いたこの戦争は、あまりに多くの被害を出した。それ故『互いに不可侵』という条件化の下、休戦へと落ち着いたのである。
「……そうだったな、君は今まで情報が届いていなかったのか」
 そういうと大将は、引き出しの中から新たな書類を取り出し、コルセスに差し出した。
 受け取ったコルセスは、その書類にざっと目を通す。
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