秘密と偶然の名
リアルの出来事を中心に、自作小説等を載せています。
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素顔の仮面 第3話『光の柱』 1
ひっさしぶりの小説更新じゃ。

というか第3話の開始じゃ。

まあ……随分間が開いたな……また開くと思うんじゃが……

第2話とは内容的にもかなり空いてるんじゃがなー。まあ関係は無いんじゃがのう。

何はともあれ、第3話の開始じゃ。

さてさて、いつもの前口上行くか。第3話に移ったからコピペ出来ないのが痛いところ。

此処から『素顔の仮面』第3話の始まり。
前回までの『素顔の仮面』は『その他作品へのリンク』の先にある『素顔の仮面』を参照。



















 見上げなければならないほど高く、そして厚い堅牢な門。両脇には全身鎧と、羽根の様な刃が付いた槍で武装している兵士が立っている。その場所だけを見るなら物々しさに圧倒されそうだが、いざその門を越えると、さまざまな人々が歩き、賑わっている。
 到る所に出ている店には様々な種類があるようだ。見たことも無いような果実や野菜が並んでいる店、豊富に揃えられている肉類を売る店、何に使うのか分からないような雑貨を扱う店も有れば、鈍い輝きを放つ刀剣を置く店もある。
 見るもの全てが正しく新鮮であり、自分が今まで生まれ育った村などとは勿論の事、此処へ来るまでに立ち寄った町ですら、比べられる物ではない。
「あんまりキョロキョロとすんな、変な目で見られる」
「んな事言ったって、スゲーよここ! 毎日お祭りが開かれてるみたいな所って、ここの事だったんだな! お祭りだってオレの村じゃ、こんなに盛り上がらないぜ」
 ゲインはコルセスに注意を受けても、辺りをキョロキョロと見渡すのを止めない。
 ここはコルセス達の目的地、王都だ。この国で最も栄え、人が集まる場所である。田舎の村とは違い、道も整備されていれば、水路が引かれ街中に水が行き渡っている。
「王都は潤沢な水資源があるからね~。『水宴の都市』なんて呼ばれてるんだよ。ほらファルちゃん、お水」
 説明をしつつ、街の中心を流れる巨大な水路から、水を汲んでファルクへと手渡すティンリー。街の中を流れてはいるが、一切の汚水を流さないよう法で定められているため、綺麗に澄んだ水だ。もちろん飲み水として飲むことが出来る。
「……ん」
 水を受け取ったファルクは、そのまま口に含み、飲み下した。
「美味しいでしょ?」
「……うん」
 コルセス達がゲインとティンリーの2人と一緒に王都を目指すようになってから、一ヵ月と少し。途中に多少天気のお陰で遅延は出たものの、移動はごく順調であった。
 そもそもコルセスは普通に軍の命令で動いている。内容は特殊な上に極秘であっても、隠れて移動をする必要が無いのだ。最短距離の街道を進めるし、多少の融通も利く。
「まあ順調で何よりだな」
 とコルセスが言う様に、何事も無く此処まで来られたのだ。ティンリーとゲインが合流してからは、ファルクが無闇に力を使うことも無かったし、それどころか少しずつ表情が出るようになっている。それは彼にとっても喜ばしい事だった。
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